ツインカムはハーレーの心臓ともいえるパーツ
ハーレーを構成する様々なパーツの中でその心臓といえるのがエンジンです。ハーレーらしいパワーや鼓動感、排気音を与えてくれるエンジンですが、現在その中心を担うのは、通称ツインカムと呼ばれるエンジンです。1984年から長く主軸を担ってきた姪エンジンといわれるエボリューションエンジンの後継として、1999年に登場しました。
エボリューションエンジンにおいて大幅に耐久性を高め、それまでの重くて壊れやすいというイメージを払拭したハーレーエンジンですが、その後継として登場したツインカム88も、その流れをさらに進化させたエンジンです。また、アメリカ国内での最高速度規制引き上げにあわせて、排気量を高めてパワーアップが図られています。
88という数字は排気量を示す数字で、88キュービックインチ(ci)を意味します。1ciは16.378ccとなりますので、88ciの場合は概ね1450ccです。その後は排ガス規制に対応しながらパワーを維持するため、更なる排気量アップが行われています。2007年には96ci、2011年には103icのエンジンが登場し、一部モデルでは110ciの物も搭載されています。